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岡山のデッサン・絵画・漫画教室「アトリエとしもり」
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デッサン・絵画とは


【 私が考えるデッサンとは 】

ずばり、リアリティーを捉える訓練。世の中にリアリティーを捉える方法が色々あると思いますが、その方法の一つです。これは、頭で考えるだけでは決して上達しません。自転車に乗る時と同じで、手を動かしながら考える、体と脳を両方使う訓練です。

デッサンは、絵画の基礎に当たります。建築で言えば「設計図」、企業経営で言えば「企画立案」、ゲームで言えば「基本プログラム」、 ケーキ作りで言えば「生地作り」にあたります。


【 デッサン力には 】
大切なものには3つの柱があります。

ものを描く力―描写力
ものを見る力―観察力
ものを描く順番や方法を考える力―構成力


ものを描く力―描写力
まず道具を使いこなすことと、手が思い通り動くこと。準備運動や運筆練習は必要です。その後は、形(構造)、立体感、光(明暗)、質感(素材感)などを一つ一つ描きながら発見していくこと。とにかく繰り返して体に覚えさせることが大切です。マンガを描いたり、落書きが好きな人が、案外デッサンがうまかったりするのはこのためです。

ものを見る力―観察力
描くために、じっくりとものを見ることで、観察力は引き出されます。「視る」力は表面だけではありません。ものの成り立ち、人間なら骨や肉、立体なら遠近法や中心軸など、基になるものを理解する力でもあります。

ものを描く順番や方法を考える力―構成力
「どのように書き進めていけばうまくいくか」「発想をどのように組み立てていくか」―などを意識する思考力です。いわば「だんどり力」「組み立て力」です。絵を描く場合、一本一本の線を積み上げて表現していくしかありません。どう描くか順番を「組み立て」れば、はるかに効率的にうまく描き進めるのです。また「企画立案」同様、アイデアを引き出し、まとめることも構成力に含まれます。

デッサン力は、描写力−手の力、観察力−目の力、構成力−頭の力の総合力です。それぞれの力がバランスよく働き、リアリティーを捉えます。伝統的な「心技体」となんとなく通じる所があるかも知れません。


【 デッサンのトレーニングには 】
描くことに慣れる訓練
全体を描く訓練
部分を描く訓練
短時間描写
長時間描写
描写プロセスの訓練
形、光―色、立体、質、テーマ毎に特化した訓練


があります。
デッサンは、「体で身に付けていく」要素が強いものです。
スポーツに例えると、

全体を描く訓練、部分を描く訓練、短時間描写、描写プロセスの訓練などは「基礎体力」、
長時間描写、形、光―色、立体、質、テーマ毎に特化した訓練などは「技術習得」です。

客観的視点を持つことも大切です。客観的視点とは、分析です。何が足りないか、どう改良すればいいか、などを現実的に考えることです。

初心者は、せっかく描いたものを消してしまいます。また一から描き直していかなければならない。また同じ事を繰り返してしまいます。それではなかなか上達しません。自分で気付いた時に、自分の血となり肉となります。継続していくためには、必要な視点です。

デッサンの習熟には、体で覚えること、客観的であることが大切です。クリエイティブな仕事は、体験を通して素材や人を理解し、加工し「商品」化することが避けられない。デッサンは重要な基礎訓練であり、「ものつくり」の現場に共通すると、私は考えています。



【 私の考える絵画とは 】
絵画制作は、それぞれの目的に叶う、自己実現だと思っています。自己実現といえば、難しいことと思われますが、作品が完成するまでじっくり取り組むと、自分自身が自然に現れてきます。プロを目指す場合でも、経験を積むうち自分の持ち味が研ぎ澄まされてくるはず。

興味を持っていることに素直に向き合うこと、例えば「きれい。」や「おもしろい。」という気持ちが、作品に向かう出発点です。これは子供でも大人でもプロでも趣味でも変わりはありません。しかし興味をうまく表現できるように、作品を「育てて」いかなければなりません。制作中に、難しくなったり失敗したりすることは必ずあります。次に進むために、作品を分析します。
想像→現実
主観→客観
などの視点が、新しい気付きを助けてくれます。そんなやり取りを通して、想像力は鍛えられ作品が「育まれて」いきます。探求の道のりは、簡単ではないが楽しい。未知の世界にワクワクする、新しい世界を開拓する、想像力と自己実現が連鎖して、もっと自由に意欲的に制作に打ち込めます。それは、新しい自己実現と言えるのではないでしょうか。

「絵に描いたもち」とか自己満足とか妄想とか現実は甘くないとか、想像力に否定的な意見は多いのですが、私は反対します。想像力は鍛えることが出来る。第一線で活躍している人は、想像力が優れている。「そうしたい。そうあればいい。」がない世界には、未来がない。鍛え上げられた想像力というべき「ダビンチのヘリコプター」は、後世多くの人々を啓発してきました。

絵画は、想像力を鍛えることが出来ます。新しい世界を自分の手で、目の前に実現する意欲と興奮が、絵画の根源ではないかと私は思っています。

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